全国植樹祭について

全国植樹祭について

サステナブルな森づくりが室町時代には、もう奈良で始まっていた 第77回全国植樹祭が行われる世界遺産・平城宮跡では古代宮殿が伝統技法と奈良の木材で復元されています。奈良時代には国家の重要儀式が行われたこの地で、天皇皇后両陛下のお手植え・お手撒きなど、森林と人のより良い関係を後世に引き継ぐための儀式が行われます。奈良の造林の歴史は古く、室町時代に川上村で行われた記録が残っています。江戸時代には森を育てながら使う循環型林業が成立しており、全国の森林が荒廃した時期も森林を守ってきました。植樹祭をここ奈良で行うことは、森を守り木を活かし続けてきた先人たちの営みを未来のこどもたちに伝え、繋ぐ好機であると考えます。